この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
目が覚めたら。
第4章 鬼畜帝王は×××でした。
  


 答えなんてひとつしかないじゃないか。

 上り詰める寸前で、まさかの寸どめ食らうのなら、あたしは……。


 恥ずかしい恰好のまま手を伸ばし、カチャカチャと音を立てて、急いでハル兄のベルトを外す。

 その間、あたしのナカの指は小さく静かな動きしかなされない。

 今にも止まりそうだけど、なんとか動いているという状態。


 イカさず、殺さず――くそっ、この鬼畜っ!


 ハル兄は、どや顔とにやにや顔の中間の表情であたしを見ている。

 ハル兄のお怒りポイントがよくわからないけれど、あたしの選択肢はハル兄にとっては"正解"だったのだろう。

 その中でも、あたしがナツに強いたようなカウントはなされている。ゆっくりと。


「……3、4……おらおら、シズ。手元が震えてるぞ?」

「ハル兄、なんちゅーベルトしてんのよっ! と、取れない……」

「ミラノ製を馬鹿にすんのか、お前。お仕置きに秒数プラス。6……」

「いやぁぁぁぁぁ!」


 ……あたしは、イキたいのだ。

 イク寸前だったのだ。


 ハル兄、直前のあの甘々な感じはなんだったの?

 なんであたし、虐められているの?


「……7、ああクソっ、余裕ねぇ。この俺が、8、シズが相手なら遅漏返上とは……あ゛? 独り言だ独り言っ! 9……よし、そのままズボンを下ろせ。……下ろすだけなのになにトロトロしてんだよ?」

「あ……チャックが食い込んで……」

「あ゛~!?」

「急かすからよ!?」

「……ちっ! 生地を横に引っ張り、チャックを食い込みと逆に動かせ。って……そのトロトロ具合はわざとか、てめぇ…っ!」

「わざとなわけないじゃんっ! こ、この盛り上がりが邪魔で……」

「邪魔!?」


「いや、その……ハル兄、もしかして勃ってる?」


 改めてみたズボンからの膨らみは尋常ではない。

 だからズボンのチャックがすんなり下りない。


 悪いのは、この膨らみだ。


/920ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ