この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第9章 夢

 麻人が部屋を出て少しして、携帯が鳴った。電話だ。彩乃からだった。

「……もしもーし」
「あら、寝てた?」
「さっき起きたとこ」

 私は苦笑する。寝起きだと、そんなに声が違うのか。

「何?」
「おかえり。旅行楽しかった?」
「楽しかったよー。彩乃にお土産あるよ」
「あら嬉しい。今日、空いてない? ご飯しない?」
「んー、今日は午後から閉店まで仕事。夜中なら平気だよ」

 彩乃からのお誘いは珍しい。明日も夕方からの出勤なので、朝方まで話してても問題はなかった。

「それで大丈夫。いつものファミレスでいい?」
「うん。そん時お土産持ってくね」
「ありがと。仕事終わったら連絡して」
「はーい」

 私は通話を切り、軽く首を傾げた。二日前も彼女から電話が来ていたし、連絡をマメに取るタイプでもないから珍しい。
 何か相談ごとでもあるんじゃないかと、勘ぐってしまう。
 彩乃は妙なところで頑固だし、そういう話は、直接会わないとしてくれない。相談事はメールや電話だと嫌だとかで。こちらから持ちかけた相談ごとは、電話でも付き合ってくれるけれど。

/530ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ