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可愛いヒモの育て方。
第10章 目隠し

 麻人の視線は変わらずゴミ袋に向けられたまま。

「典型的なソクバッキーだね。そんなにいんの? 元カノ」
「いや、それほどでも。三人っすね。中学、高校、大学で一人ずつ」
「へー」

 学生時代の恋愛なら、ある程度相手に依存し束縛するのは仕方ない気もする。
 経験も浅いから、相手との距離も上手に掴めないものだ。
 ふいに麻人は顔をあげ、何かを思い出すような表情をした。昔付き合っていた元カノでも思い出しているのだろうか。

「……女の子って、なんで毎日毎日好きとか大切だとか、言葉にしないと不安がるんですかね。ちょっと他の子と話したくらいで、嫌がるし」
「冷められるのが怖いから、毎日好きって言ってほしいんじゃないの? 安心させてほしいんだよ。束縛も一緒。気持ちが他の子に移るのが怖いから、するんだよ、多分」
「一日二日で、冷めたり移ったりします?」
「どうだろ。でも、一目惚れなんてのもあるし、逆にちょっとしたきっかけで恋愛感情がなくなっちゃうことだってあるんじゃない? 彼女いたって、他の子に一目惚れしちゃう可能性もあるし」

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