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可愛いヒモの育て方。
第10章 目隠し
「なんか今日、可愛いじゃん」
素直な仕草が珍しく、つい笑みがこぼれる。
さすがの麻人も、目隠しと手錠で拘束されて責められたら、観念しておとなしくなるか。
「降参する? 今日は私の勝ち。負けを認めなさい」
「……最初から勝負してるつもりはなかったし、降参してましたけど」
「うるさい、いいのっ」
麻人をもっといじめたい欲求はあるけれど、私の秘部も濡れてぐしょぐしょだった。麻人の、入れたい。
少し迷って、手錠は取ってあげることにした。
「後ろ向いて」
「はい」
「仕返し禁止だからね」
「はーい」
外した瞬間襲いかかられても怖いので、念のため。
麻人が後ろを向いて拘束された手首を差し出してくる。鍵で外すと、わずかに赤くなっていた。
「……ちょっと傷になっちゃったね。ごめん」
「これくらい大丈夫ですよ」
麻人は手首を軽くさすった。
肌が白いから、細い傷も目立ってしまう。さすがに申し訳ない気持ちになって、私は麻人の手首を掴んで赤くなった場所を舐めた。唇を押しつけ、唾液を塗りつけるように、丹念に舐める。