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可愛いヒモの育て方。
第13章 口移し
衝動のまま追ってはきたものの、冷静に考えるとこれって結構ウザイ行動なんじゃないだろうか。だけど麻人が気に掛けていたのは、違うことだった。
「お酒飲んでお風呂って、結構危ないんじゃなかったですっけ?」
「麻人だって飲んでるじゃん」
「俺はそんな飲んでないもん。友梨香さん、だいぶ酔ってるじゃん」
確かに。チューハイに梅酒に、焼酎も空けた。ちゃんぽんだし、連勤の疲れもあって、かなり酔いも
まわった。
それでも食い下がってみる。
「アソコ……びしょびしょで気持ち悪いの。洗ってよ」
卑猥な単語を口にしている自覚はある。普段の私なら、絶対言わない。まだほんのり熱を持ったままの体を両腕で抱きしめ、麻人から視線をそらす。全部酒のせいだ。
「淫乱」
麻人の手が私の服に伸びる。体中を撫でるように触りながら着ているものを脱がされ、すぐにまた火がついた。
二人で服を脱ぎ、浴室に入る。麻人と一緒に風呂に入るのは、あの最初の日以来だ。媚薬で仕返しされた日。麻人に両腕を押さえつけられ、全身を洗われた時の記憶が蘇る。
また、秘部から蜜が溢れた。