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可愛いヒモの育て方。
第13章 口移し

「麻人は、寒くないん?」
「ちょっと寒いけど、平気です」
「また風邪引くよ?」
「そしたらまた看病してくださいね」
「やだ。放置してやる」
「それ酷い」

 麻人が笑う。つられて私も笑った。
 それから私たちは、交代でシャワーを掛け合いながら慌ただしく頭と体を洗った。二人とも洗い終わる頃には浴槽の中は半分ほど溜まっていて、二人で湯に浸かった。

「ごめんね、お風呂に無理やりついてきちゃったから」
「……なんか、珍しいですよね、一緒に入りたいなんて。もっとエッチなことしてって意味なのかと思った」
「違うけど……」

 確かに、あの流れじゃそう捉えられても仕方ない。
 麻人に、一緒にお風呂に入ろうと言ったことはなかった。私も麻人もだいたいシャワーだし、何より二人で入るには狭すぎる。

「麻人が、自分で抜くとか言うから、なんかむかついて」
「え? むかついたんすか?」

 麻人が怪訝な顔をする。

「だって、私にいろいろしたくせに、させてくれないから」
「ああ、いつもの仕返し的なやつですか?」
「そうとも言うっ」

 息巻く私に、また笑う。
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