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可愛いヒモの育て方。
第14章 就活
荒い呼吸を繰り返しながら、麻人が私の肩を掴んだ。少し強めに。
「出、そう」
口から離してという意味なのだろう。だけど私はくわえたまま首を振った。
「……口に出しちゃいますよ?」
熱い吐息混じりの麻人の忠告。私はそれには答えずに、麻人のをさらに奥へとくわえこんだ。麻人のを握る手の動きを速め、きつく吸い上げる。
「あ、……出るっ」
声と共に、口の中に麻人のが放たれる。麻人の両手に頭を掴まれ、ぐっと引き寄せられた。
「ううっ、ん……っ」
のどの奥に勢いよくたたきつけられた白濁を、必死で飲み下した。
麻人のを口から離したあとも、一滴残らず絞り出すように三本の指でしごいた。
「気持ちよかった?」
私は腕で口元をぬぐい、まだ荒く息をつきながら絶頂の余韻に浸る麻人に問いかけた。
「……はい」
頷いて、湯船にすとんと腰をおろす。上気した頬ととろけそうな目元に、欲情しそうだった。
キスしたい。触りたい。
水道の水で何度か口をすすぎ、口のまわりも軽く洗ってから、麻人の頬に片手を添えた。
「キスしていい?」