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可愛いヒモの育て方。
第14章 就活

 確かに、さっき浴槽の外で綺麗にしたばかりだけど、麻人のを舐めたりキスしてまた濡れてしまっている。どろどろと、だらしなく蜜を溢れさせるアソコを麻人に見られたり舐められたりするのは、どうしても耐えられなかった。
 そうされるのが気持ちいいのはわかってる。それでもいやなものはいやで、頑なに首を横に振る私に、麻人が笑う。

「意地っ張り。そんな拒否られると、ますますしてみたくなる」
「サド!」

 小声だけど、精一杯の反抗をしてみる。伸びてくる麻人の手から逃れるように、浴槽の中で立ち上がったときだった。
 ぐらりと、壁が波打った。視界が揺らぎ、何が起きたのか理解する前に吐き気に襲われる。バランスを崩し、倒れそうになった。

「友梨香さんっ?」

 麻人が慌てて私の体を支えた。くらくらする。気持ち悪い。

「貧血、かな」
「まず飲みすぎなんすよ。もう出ましょ? 歩けます?」

 麻人の声が、やけに遠かった。体に力が入らず、手足も軽くしびれたようになる。気づけば麻人に、体重のほとんどをかけてしまっていた。
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