この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
可愛いヒモの育て方。
第14章 就活

 再び、私の体を拭く手が再開される。

「……どうせまた、忘れちゃうくせに。悪女」

 言葉は酷いのに、麻人の声は優しかった。薄く目を開け反論しようとしたとき、脱衣所のドアが開いた。

「大概にしなさいよ、あんたたち」

 首を回して顔を見なくてもわかる。寝起きの、二割り増しくらい低い彼女の声は、何度も聞いたことがある。

「彩乃さん……」

 ばさりと、何かが振ってきた。大きいバスタオルだと、かなり遅れて理解する。睡魔とは違う。急激に意識が遠のいていく感じがした。
 麻人と彩乃の声は聞こえてくるけれど、何を話しているのかまではまったく頭に入らない。彩乃がいつから起きてたのかとか、この状況を見られてどうするかとか、一切考えられなかった。
 二人の声も、次第に遠のいていく。私はそのまま、眠るように意識を手放した。
/530ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ