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可愛いヒモの育て方。
第15章 喫茶店

「別にそんなことない」

 視線をメニューに戻し、憮然として答える。

「ホットコーヒーと、抹茶のクレームブリュレをお願いします」
「はいよ」

 マサルはオーダーも取らずにカウンターの中へと戻っていく。一言二言の会話と、あとは事務的なやり取りのみなのに、私は手汗をかいていた。緊張している時しか、基本かかない。鞄に入れていたハンドタオルで軽く拭いてから、視線を上げた。
 注文したものが来るまでは手持ちぶさたで、かといってまたそわそわしてるだとか思われたくもなくて、仕方なく、メニューを見ていた。
 飲み物の種類は豊富だった。喫茶店だし、アルコールはないけれど。あとはサラダやサンドイッチなどの軽食と、デザート。すべて手作りなのだろうか。

「お待たせいたしました」

 五分ほどで、注文したものが来た。
 持ってきたのはマサルで、優雅な所作でコーヒーとブリュレをテーブルに置いた。
 マサルはすぐにそこを立ち去らない。

「何か、俺に話でもあってここに来たのか?」
「え?」
「入り口んとこでうだうだしてたろ?」
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