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可愛いヒモの育て方。
第17章 媚薬漬け
遅い夕食を済ませたあとは、テレビをつけながらのんびりしていた。いつもなら、すぐにエッチに持ち込むところだけど、今日は少し焦らしてみるつもりでいた。麻人の反応が見たい。
「明日って、仕事ですか?」
「うん、昼すぎからだけどね。あ、スーパーで買い出ししとこうかな。今」
「今!?」
「二四時間やってるとこあるじゃん」
「ありますけど。遠いし、こんな時間に行かなくても。物騒ですよ?」
「んー、大丈夫だよ。食料買わないと」
「なら俺も行く」
夜遅いというのもあってか、麻人もついてくるという。
二人で上着を引っかけ、私の車でここから少し遠いスーパーへと向かった。
麻人の様子が少しずつ変わり始めたのは、車に乗って間もなくのことだった。口数が減り、両腕を何度かさすったりしていた。
スーパーで買い物する頃には、顔もわずかに赤みがかってきていた。一緒に店内をまわりながら、立ち止まって体をさすったり、軽く深呼吸してみたり、なんだか落ち着かなそうな、麻人の様子。
「どうかした?」
「……なんでもないっすよ」
こんな会話を、二回ほど。