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可愛いヒモの育て方。
第17章 媚薬漬け
ふいに麻人の喘ぎ声を、もっと聞きたくなった。哀願してくる様を見たい。
私は麻人の口に詰めていたタオルを取ってあげた。ハンドタオルが唾液で濡れて、糸を引いている。暗がりの中で、卑猥に映った。
「……めて」
何度か深く呼吸して、麻人はかすれた声でそう言った。
「ん?」
聞き取れず、彼の口元に耳を近付ける。
「舐めてよ、友梨香さん……」
「なんで? イキたくないんじゃなかったの?」
わざと意地悪く問いかける。麻人のから、また手を離す。
ずっと焦らされ続けた麻人の目は虚ろで、軽口を叩く余裕すらないようだった。
いつもなら、この辺で折れてあげるとこだけど、今日はまだなんとなくいじめ足りない。
「イキたい……」
私はその場で体を引き、膝で抑えつけていた麻人の両手を自由にしてあげた。
麻人はすがるように、私の服を掴んで自分の元へと引き寄せる。
私の頭を抱きしめて、きつく唇を押しつけた。そのまま舌を絡め、貪るようにキスしてくる。
麻人の唇から洩れる熱い吐息に、下半身が疼くようだった。