この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
星 〜亜美〜
第3章 目覚め
私は、やっとの思いで着替えを終え、重たい体を引きズルようにしながら、リビングへと向かった。

身体の重さとは正反対に、頭はぼーっとして、まだ夢の中にいるようだった。

昨日のことが、少しずつ想い出される。

無数の手と舌が、私の身体を這い回り、私はひたすらその快感を追い求め続けた。

腰を突き出し、胸を揉みしだき、欲望のままに、身を投げ出していた。


あれは、夢?妄想?


そんなことを考えながら、リビングのドアをあける。

先客が、一斉に私を見た。


「おはよう。」


バタバタとキッチンで料理を盛り付けているママ。

テーブルで食事をしながら、爽やかな笑顔を向ける百合検事正。

ソファに座り、新聞を持って、めんどくさそうに顔を上げた安井弁護士。

テレビに笑いながら振り返った男性は、昨日のバーテンさん。


「おはようございます。」


その光景に、頭の中が整理できないまま、挨拶をした。


「座って。パンでいいかしら?」

「はい。」

答えながら、テーブルにつく。



「手伝います」くらい言えないのかなー?」

安井弁護士が、悪態をつく。

「緊張してるんだから仕方が無いよねー?」

すかさず、百合検事正がフォローしてくれる。

私の知っている二人の姿だ。


やっぱり、昨日のことは、夢だったんだ。


「夢じゃねーよ。」


私の心を読んだかのように、安井弁護士が言い放った。

一瞬、そこにいる全員の顔が、何かを含んだような笑みを浮かべた。

私は、ゾクゾクした恐怖と、恥ずかしさで、固まってしまった。


あれが、夢では無い?


/15ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ