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星 〜亜美〜
第2章 はじまり
二軒目のお店は、ちょっとした路地裏で、可愛らしいコーヒーショップのようなお店だった。

店に入ると、これまたイケメンのバーテンが2人。
とびっきりの笑顔で迎えてくれた。

美形は、美形で集まるものなのねーーー。

バーテンの顔を夢見心地で眺めていると、おしぼりがそっと手渡された。
バーテンは、私の隣の百合検事正に目を移すと、
。。
「この子ですか?ママ呼びますね。」

なんだろう?私のこと?
疑問に思いながらも、いい具合に酔っ払った私の頭は、思考回路を停止させていた。

しばらくすると、奥から、綺麗な女性が出てきた。
年はかなり高そうだけれど、その美しさはl生半可じゃなかった。
きっと、ママだろう。
百合検事正と、ママは、何やらコソコソと話をしていた。
聞き耳を立てるが、何を話しているのか、全く聞こえない。

「当店自慢のオリジナルカクテルです。」

さっきのバーテンが、綺麗なショートグラスをテーブルに乗せた。

「そんなにキツくないから、グッと一気に飲んでご覧。
チェリーの薫りが、口の中に広がるよ。」

安井弁護士に促され、一気にグラスを傾ける。

「本当だーーー。いい香り。」

空いたグラスを、ぼーっと眺めていると、耳元に、スーッと風が吹いて、首元に、ゾクゾクした感覚が走った。


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