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第1章 裸になって。

「涙は取っておいて。
その方が臨場感出るし、
俺も役に集中出来る。
俺に任せて。
凄く酷い男になるから、
エリカちゃんは演技に集中してね」

笑顔で私に言うハヤト。

「有難うございます」
私はハヤトにお礼をいい、
少し和んだ。

これは、ハヤトの優しさなんだ。
心細い私は嬉しくなった。

今からレイプされちゃうのに‥‥‥


「はーい。
そろそろ撮影戻ります」

助監督の声と共に撮影開始となる。

覚悟を決めなくちゃ‥‥‥。

「エリカ‼︎
最高の屈辱顔頼む。
カメラ目線で。
あとはそのキレイな肉体を
曝け出せ！
俺が最高のもん撮ってやるから」

監督が私に言う。


「はい、
よろしくお願いします」


私は女優。
最高な演技を見せてやる！

清水はそんな私を無言で見守る。