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姫はひそやかに咲き乱れる~戦国恋華【れんか】~
第3章 転機
「俺を裏切ったそなたを許しはせぬぞ、徳。どうでも判らぬというのなら、これから、そなたの身体にそなたが俺のものであるということを十分に憶えさせるまで」
 烈しい怒りに憤る邦昭の唇は、まるで燃えるかのように熱かった。
 打掛を脱がされ、荒々しく帯を解かれ、小袖、襦袢と剥ぎ取られていった。熱を孕んだ唇が、指先が徳姫の一糸纏わぬ裸身を辿ってゆく。
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