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剣道少女の憂鬱
第26章 始末
抱き締められた都は、ふと下腹部に違和感を覚える。

「あなた…もしかして」

「ああ、そうなんだよ。君が乱れる姿を見たらどうしようもなく興奮してしまって…君はこんな僕を軽蔑するかい?」

交際し始めてから今まで一度も勃起しなかった史朗のモノが、ズボンの股間を力強く押し上げていた。

史朗は涙を浮かべて首を横に振る都を見て安堵の溜め息を吐き、
「本当は兄さんと寝た理由なんてどうでもいいんだ…都、君を抱きたい」
妻の耳に熱く囁く。

「あなた…!」

都はこの日、愛しい夫との初夜を迎えた。





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