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執事はお嫌いですか?
第1章 プロローグ
なにこれ――
ゆっくりとねっとりとした舐め合いなったかと思うと、途端に激しく、深くなる。
初めての感覚に戸惑いや羞恥を感じながらも、除所に力が抜けていくのがわかった。
キスがしばらく続き、俺の視界はふわふわとしてきた。
――息が苦しい・・・・
うつろな力で、か弱くトントンとクロの胸を叩くとやっと唇が離れて、俺は大きく息を吸う。
「んはぁ・・・はぁはぁ・・・この・・・変態執事!」
呼吸が辛くてつい涙目になる。
「すみません、つい斎様が可愛すぎて。
いじりたくなってしまいました」
ペロッと俺の涙を舐め取るクロ。
「・・・!ば、馬鹿!
ひ、人の涙舐めるなんて、変態!」
「なんとでもお呼びください。斎様。
これから、じっくりと斎様と遊んでいきますので・・・
呼び方も変わるでしょう・・・?」
「んなッ!」
クスっと悪戯顔で微笑むクロは、俺の頭を優しく撫でると屋敷の奥に行ってしまった。
決して堅苦しくないお洒落なスーツ姿に、大人びた雰囲気・・・
「何だあのクソ変態執事・・・!」
そんな優雅な姿にカチンときた俺は、ただただ文句を言うことしかできなかった。
「あ・・・!」
気づいたら、いつの間にか名前呼びまでされてしまっている始末で尚更カチンときた。
くっそ・・・!あんな執事――・・・
「・・・あんな執事、俺は認めないからな!」
そんな俺の虚しい叫びは、家主一人には十分すぎるほどの広い広い部屋に消えていった。
初対面から変態行為をしてくる男、榊クロに恥ずかしくて憤怒した俺は、春風が心地よいこの季節に出会ってしまったのだ。
ゆっくりとねっとりとした舐め合いなったかと思うと、途端に激しく、深くなる。
初めての感覚に戸惑いや羞恥を感じながらも、除所に力が抜けていくのがわかった。
キスがしばらく続き、俺の視界はふわふわとしてきた。
――息が苦しい・・・・
うつろな力で、か弱くトントンとクロの胸を叩くとやっと唇が離れて、俺は大きく息を吸う。
「んはぁ・・・はぁはぁ・・・この・・・変態執事!」
呼吸が辛くてつい涙目になる。
「すみません、つい斎様が可愛すぎて。
いじりたくなってしまいました」
ペロッと俺の涙を舐め取るクロ。
「・・・!ば、馬鹿!
ひ、人の涙舐めるなんて、変態!」
「なんとでもお呼びください。斎様。
これから、じっくりと斎様と遊んでいきますので・・・
呼び方も変わるでしょう・・・?」
「んなッ!」
クスっと悪戯顔で微笑むクロは、俺の頭を優しく撫でると屋敷の奥に行ってしまった。
決して堅苦しくないお洒落なスーツ姿に、大人びた雰囲気・・・
「何だあのクソ変態執事・・・!」
そんな優雅な姿にカチンときた俺は、ただただ文句を言うことしかできなかった。
「あ・・・!」
気づいたら、いつの間にか名前呼びまでされてしまっている始末で尚更カチンときた。
くっそ・・・!あんな執事――・・・
「・・・あんな執事、俺は認めないからな!」
そんな俺の虚しい叫びは、家主一人には十分すぎるほどの広い広い部屋に消えていった。
初対面から変態行為をしてくる男、榊クロに恥ずかしくて憤怒した俺は、春風が心地よいこの季節に出会ってしまったのだ。