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執事はお嫌いですか?
第3章 主人と執事の難問距離問題
―――でも

クロと先輩方は小さい頃から知り合いで・・・
え、だけど、先輩方がクロの彼女奪って・・・

これは訊かない方がよかったな・・・

喜びが一転して、今更後悔する俺。

馬鹿だ・・・。話したくないことだったよな・・・・

「クロ・・・ごめん・・・」

顔を俯かせ、謝る。

「ううん、大丈夫だよ。
今は斎がいるから――」

俺の髪を、大きくて細い手で撫でてくる。
顔を上げると、優しい顔をしたクロがいた。

「クロ・・・・」

「十分幸せ―――・・・」
「へっ!」

さりげなくかけられた甘い言葉を浴びる。
クロの見せる優しい顔は俺を一層トギマギさせ、体を熱くさせていた。

「・・あ、うぅ・・・えっと・・・――
ありが・・・とう・・・」

こんなこと言ってくるクロはやっぱりずるい。

なんて返せばいいかわからないけど・・・

一応お礼は言っておく――・・・・

「ふふ、可愛い・・・
・・・やっぱ愛しいや――・・・んっ」

撫で続けるクロは満足そうに笑うと、そっと俺のほっぺにキスを落とした。

「・・・ックロ、馬鹿―・・・」
「だってやめないって言ったでしょ?」
「はいはい・・・・」

うん。と勝ち誇ったように笑うクロは、美味しそうにおかずをほお張った。

その姿を見てじわぁ・・・と顔に熱がこもると、そっと顔を伏せて俺は、こっそり赤面を緩ませた。


素直に嬉しい。と思う自分がいた。




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