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ビターチョコレート
第8章 愛の巨大幻想。
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理子は事務のパートをしながら、
二人の娘を育てる主婦だった。
理子も私と同じように、
パートから帰り、
家事などを済ませて、
一息つける自分の時間に、
パソコンに向かい、
ネットの世界の人間と話す事が楽しみだった。
理子の娘は、高校生と中学生。
「本当にお金掛かるわ。
でも、娘達がしっかりしてくれてるから、
私はパートに出掛けて、
学費の一部を稼いであげればいいの。
夫とはね、
高校の同級生で大恋愛だったのよ。
どちらかというと私が惚れて、
お嫁さんにして貰ったの」
私も隆司とは元々が恋愛から始まり、
生活をしていく上で冷めてしまったので、
気持ちは分かる。
「理子ちゃんはご主人のどんなとこがダメ?」
「威圧感かな。
暴力までは振らないの。
モラハラなんだよね。
徹底的な言葉の暴力。
あと、私を支配したい願望。
娘達もね、
段々分かってきたみたいで、
私の味方になってくれる。
お父さん煩いねって」
「うん。
男ってさ、
どうして威張るのかな?
威張るならさ、
それ相当の稼ぎ持ってこいよ!
って思う」
「全くだよね。
マリちゃん。
専業主婦になりたいわけじゃないけど、
働いて家事して子育てしてを当たり前だと思わないで欲しい」
「理子ちゃんはよくやってるよ」
「うまくね(笑)」
理子と文字で話す時間も好きだった。
何と無く親近感が湧いたから。
二人の娘を育てる主婦だった。
理子も私と同じように、
パートから帰り、
家事などを済ませて、
一息つける自分の時間に、
パソコンに向かい、
ネットの世界の人間と話す事が楽しみだった。
理子の娘は、高校生と中学生。
「本当にお金掛かるわ。
でも、娘達がしっかりしてくれてるから、
私はパートに出掛けて、
学費の一部を稼いであげればいいの。
夫とはね、
高校の同級生で大恋愛だったのよ。
どちらかというと私が惚れて、
お嫁さんにして貰ったの」
私も隆司とは元々が恋愛から始まり、
生活をしていく上で冷めてしまったので、
気持ちは分かる。
「理子ちゃんはご主人のどんなとこがダメ?」
「威圧感かな。
暴力までは振らないの。
モラハラなんだよね。
徹底的な言葉の暴力。
あと、私を支配したい願望。
娘達もね、
段々分かってきたみたいで、
私の味方になってくれる。
お父さん煩いねって」
「うん。
男ってさ、
どうして威張るのかな?
威張るならさ、
それ相当の稼ぎ持ってこいよ!
って思う」
「全くだよね。
マリちゃん。
専業主婦になりたいわけじゃないけど、
働いて家事して子育てしてを当たり前だと思わないで欲しい」
「理子ちゃんはよくやってるよ」
「うまくね(笑)」
理子と文字で話す時間も好きだった。
何と無く親近感が湧いたから。
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