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ビターチョコレート
第11章 正真正銘の愛。
約束通り、
風邪が治ってから、
圭介とコーヒーを飲んだ。

二人が利用する駅の近くにある、
レトロな感じの建物で洒落た店内。

まるで軽井沢辺りのペンションを思わせるような雰囲気の中、
BGMにオルゴールが流れる。

コーヒー豆のいい香りが漂う。


私達は向きあって座り、
コーヒーを飲む。

お互い緊張した。

私は、あの日のお礼を言い、
自分がバツ一で中学生の息子が居る事を告げた。

変に誤解されて、
面倒な事にならないように、自分の心を防御した。


「奇遇ですね。
大変でしょ?
うちもね、
20歳と18歳の息子居ます。
私もバツイチなんですよ」
と笑うのだ。

驚いた。
正直、こんな偶然もあるのだ。


こんな縁で、
同じバツイチ同士、
休日にお茶を飲んで労をねぎらうような、
そういう大人友達の関係になった。

圭介の存在に安心出来た。


このコーヒーショップで、
圭介と待ち合わせてコーヒーを飲む。


この店のマスターとも親しくなり、
この店 《未来時計》で私達はいろいろ話をして、
美味しいコーヒーを飲み、互いの傷ついた心を癒していった。

やがて私達は恋人になり、
未来時計以外でもデートをして、
お互いの子供たちにも会い、
みんなで食事などを重ねて、
子供たちの了解を得て、
出会って1年後に結婚した。

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