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ビターチョコレート
第4章 ビターチョコレート
紅茶を美味しそうに飲むレンが、
上品に見えた。

「紅茶美味しい?」

「好きだよ。
珈琲より好き」

「レンは紅茶が似合うわ」

「似合う、似合わないあるの?」
レンは笑う。

「私はついつい珈琲を選ぶけど、
紅茶も美味しいんだろうな?」

「香りを楽しむんだ。
茶葉の香りを。
フレバーティーなんてお勧めかな?
フルーツとかのフレバーは、
フルーツの甘い香りがするから、
マリにも楽しめるかな」

「今度、試してみょう」

「うん。
俺はお茶系が好きだな。
緑茶とかも好き」


時よりの会話で、
レンの知的さや育ちの良さを垣間見た。

私は、どんどん感化されていった。
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