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第21章 偽りの恋と真実の愛

しかし、警備局は僅かな手掛かりを元にしつこく咬龍団を追い掛け続け、遂にはニナに尾行が付いた。
上手く撒いたつもりであったが、結局は捕らえられ、今は薄暗い牢の中に放り込まれてしまった。
だが、ニナにとっては自分が捕らえられたことなどは些末なこと。
大事なことはシバが目的を達成し、国が良い方向へと変わることだ。
そして、もう一つ。
何も知らないナミキに、あらぬ疑いがかからないようにすることだった。