この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
喘ぐなら、彼の腕の中で
第14章 爆発


沙月が偶然俺のいる会社に入社してきても、何も感じなかった。

誰も愛さないと決めた自分がすっかり定着していたし
沙月も相変わらず、誰かと楽しそうに恋愛をしていたから

ただの飲み仲間という、本来の幼なじみとしての間柄に戻り
この先も一定の距離を保っていくんだろうと思っていた。


………ただ

1ヶ月前、沙月にBARに呼び出されて

酔っぱらったその口から “ 2番目だった ” という言葉を聞いた瞬間

相手が誰かすぐにピンときた俺は、自分の中で黒く渦巻く何かを感じた。


………久しぶりに

心という場所で何かが機能したような感覚。


あの日以来、ずっと触らないと決めていたのに

俺は自分でその感情の理由が分からないまま、翌日あっけなく沙月を抱いてしまった。


今、こうして資料室に向かっているのも

ただ単に芹澤への忠告をする為だけなのか……

それより、もっと違う何かに突き動かされているような気もしている。


「………」


フロアの端の資料室が見えてきて、俺はその扉に手を伸ばした。




/363ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ