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喘ぐなら、彼の腕の中で
第5章 忘れさせて


「沙月」


背中を支えられて、デスクにゆっくり上体を寝かされた。

私の両手が莉央の首に回っているから
莉央も上半身を曲げて私に覆いかぶさる。


水音がハッキリと聞こえるように、莉央は動きを少しだけ弱めて
私の首筋にキスを落とした。


「抑えなくていいよ」

「……っ」

「芹澤を想う気持ち、開放しろよ。
お前は何ひとつとして間違ってない」


………胸の奥まで届く言葉。

また動きが早くなって、奥を激しく突かれても

まるで壊れ物を包むかのように、私を優しく抱きしめてくれている。


「……私、間違ってないの?」

「自ら身を引いたんだろ。
よく頑張ったな」

「……っ」

「本当は好きで好きで仕方ないんだから。
今だけは本音を言っていいんだ」


莉央が私にキスをする。

全身が沸騰するように熱くて、その瞬間に向かって体が昇りつめていく。

だめ……もう我慢できない……


「あ、…、す、好きな、の…」

「……誰が、誰を?」

「……っ
私…… 芹澤さんが好きなの…!」


優しい瞳と、穏やかな声が好き。
仕事で頑張った日の夜に
ベッドの中でぎゅっと抱きしめて、褒めてくれるのが大好き。


「いいよ、沙月。もっと言って」

「……や、あ、芹澤さ、……っ」


彼を想い浮かべた瞬間
火花が散ったように、何かが弾ける。


「……んん……っ!」


体が大きく痙攣して、頭が真っ白になって

芹澤さんのデスクの上で、私は絶頂に昇った。




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