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第1章 芽生え

乗り込むと手招きされた私は彼の隣りに座った

「飲みに行く前に忘年会になったから、今日飲めるね!!」

「席がくじ引きじゃけー隣りにならんかもしれんじゃん」

「どうせその内バラバラになるから、その時お酌くらいしてあげるよ!!」

「俺、遠山さんと２人で飲みたいのに～」

「じゃ、また今度飲み会しよ～!!」

くじ引きはかなり離れた席になった

メールで

（残念だったね～）

（最悪～）

離れた席から私に向かって残念そうな顔をする彼

何だか、とても可愛いく思えて仕方ない

その日はそのまま離れ離れで違う部署の人に連れて行かれた彼