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第1章 芽生え

私の意見を汲んで、新しい取り組みをしたり、資料を作ったりしてくれる彼

上司に対して感情的になりながらでも、結果を出すために必死に頑張ってる彼

彼なりに指導をしても、若い彼の発言はなかなか現場には浸透しない

指導する多くは彼より年上のパートのおばちゃん達

反発を買うことも多く、彼の傲慢な態度を嫌う職員も居た

嫌なことも言わないといけない立場の彼

私はいつの間にか彼の頑張りをサポートする側に回っていた

一緒にデスクに座って、意見を交わすことが増えた

誰より朝早くから来て、仕事の段取りを考えてる彼を尊敬していた