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わざとじゃないの
第8章 セフレ
優奈は腕時計をチェックして言った


「もう8時か。

理央夕飯は食べた?」

「あー、博士とサンドイッチ食べた」

「博士?そうか、聞き出すことはたくさんありそうだな」

「え・・・」

「いいの。いいの。

私もご飯は食べてるから、

必要なものだけ買って、

さっさと船越家に帰ろう」



スーパーに着くと、

優奈は迷いなくどんどんカゴにお菓子をいれていく。


もちろん私の好みのお菓子も入れてくれているから、

適当に選んではいないんだろう



先に飲み物に紅茶やジュースを選んでから、

ファミリーサイズのアイスを2つ買い、

レジに向かった。



「理央はここまで。

値段見たら気にするでしょう?

これは私からの奢りだから、

先に向こう側行ってて」

「え、こんな買ったのに、いいよ。

私も払うって」

「いいから!

別れた友達に奢らせてくれたっていいでしょ?

それに、初ナンパされたお祝いよ。

お礼なら、今夜詳しく話を聞かせてくれたらいいから」


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