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わざとじゃないの
第8章 セフレ
冷凍庫にアイスを入れ、

クーラーボックスに氷と飲み物を入れると、

買ったお菓子も持って私の部屋に上がった。


私の両親は、

過去にも何度かあったこの光景に特に驚いた表情も見せず、普段通りにしていた



「さあ、吐け」


えっと、どこから話そうか


「まずは直樹と別れたとこからでいいよ」

「あ、はい」


私は今日の練習での飛鳥の話、

喧嘩をしたこと、

そして練習後のファミレスでの別れ話を簡潔に話した。


これが今日の出来事だなんて嘘みたいだ。


「へー、早希ちゃんが好きなんだ。

なんか意外」


優奈は早希と私の試合を見に来てくれた時に会ったことがある。


「早希ちゃんは直樹くんに興味ありそう?」

「いや、正直ないと思う」

「ふーん、じゃあまぁ今は気にしなくても平気でしょ

直樹くんが別れてすぐに次の女に行くとも思えないし、早希ちゃんも友達の元彼とすぐに付き合えるような子じゃないと思うし」


「うん、私もそう思う。

多分しばらくは何もないと思ってる」

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