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わざとじゃないの
第8章 セフレ
「直樹くんがすぐに次の女を作らなくても、

理央には次の候補がいるんだな?

しかも2人も」

「2人?」

「白陵の先輩と博士くんでしょ?」



あーーーーー博士か。

いや、アイツについては私も何も言ってないんだけど



「ささ、どうやって白陵の先輩にナンパされたのか言って言って!」


「ナンパっていうか・・・実はさ」


私は温泉の出来事を詳細を何一つ取りこぼさないように説明した。



言い終わると私は紅茶を飲んで一先ず息をつく。

優奈はクーラーボックスからサイダーを取り出して一気に半分くらい飲み干した。



「やっっっっば!

何それ何それ。

ナンパってベッドインの方のナンパ?

しかも長瀬先輩に?

もうありえないでしょ!」


「え、優奈は長瀬先輩知ってんの?」


「当たり前でしょ!

白陵のサッカー部のイケメンエースとして有名だもん!むしろ知らないなんて信じられない」

「私サッカー興味ないもん・・・」
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