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わざとじゃないの
第9章 練習中
直樹の名前が出てきてドキッとした。

飛鳥と話していてどうやら直樹が来たことに気がつかなかったらしい


「こっち見てる?」

「うん。

あ、でも今向こう行った」


私は思わず大きくため息をつく。


「どしたの?」


早希は心配そうに私を見ている。

そうだよね、早希はなにも悪くないもんね

たまたま直樹が早希を好きってだけで、

早希は私になにもしてない。


そういう想いから私は早希に直樹に昨日振られたことを話した。

もちろん直樹の好きな人の名前は伏せて


「え・・・」


早希は亜然とした顔で私をみた。


「でも気にしないで、

別にそんなに落ち込んでないから。

ただ、部活で私と直樹があまり接点を持たないようにしてくれたら有難いな。

あと、飛鳥には悟られないように」


「うん。うん。

わかった。それくらいはするよ」


「理央」



突然後ろから呼ばれ慣れた声。

あー、噂をすればって感じ



「直樹くん!」


私の代わりに早希が返事をする。


「練習始めよ!

暑くなる前に帰りたい!」


「あ、おう。

そうだな。始めるか」


直樹は私の方向をチラッと見たけど、

私は少々わざとらしく目をそらし、

早希を追いかけた
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