この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
わざとじゃないの
第9章 練習中
荷物置き場に着いて、

タオルで顔を拭いていると、

周りがちょっとザワつき始めた


「船越」


聞きなれない、

低めの声が頭上でする。


女子の「え?船越先輩?え?」って言う戸惑いの声が聞こえてくる



私はそっと顔をあげた



目の前にはジャージを着て、

微笑みながら私を見下ろす長瀬先輩。


「長瀬・・・先輩。どうしたんですか」

「ん?こんなに人の注目してるとこで話したい?」

「あ・・・」


私は急いで荷物をまとめ、

簡単にタオルで顔と首を拭くと、

タオルもカバンに突っ込んで立ち上がった。


「お疲れ様でした」


みんなにパッとお辞儀をして私はグラウンドから退場。


「あー、お邪魔してゴメンね」


って笑いながら言う先輩の声が後ろから聞こえてくる。


あー、明日は地獄の練習になりそう。




「船越」


いい。素敵。もっと呼んで。


「はい」


私は冷静なふりをして振り返った


「先輩チャリですか?」

「いや、走ってきた」

「え。」

「引退して鈍ったら嫌じゃん?」

「あ、なるほど。

じゃあ私のチャリを取りに行ってきます」

「一緒に行くよ」


/206ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ