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わざとじゃないの
第12章 付き合ってるのか、否か
「もういいです。急に電話してすみませんでした」
「待ってよ、切らないで」
「ほかに話すことありますか」
先輩がため息を吐いたのが分かる。
「今すぐ答えなきゃダメかな?
俺だって分かんないんだよ。
船越が好きとか、彼女にしたいのかとか、マジで分かんないの。ただ一つ言えるのは、俺は船越以外と寝てない。軽い男じゃねーよ」
なにそれ、私を期待させてどうするの
そう思う反面、少しでも先輩に私に気があるのならって思ってる自分もいて、イライラする。
「そもそもさ、船越こそどうなんだよ」
「何がですか」
「昨日そいつと別れたんだろ?
俺に今ここで告白されたら付き合うわけ?
お前にとって元カレってそんな軽い存在なの?」
ナイフで胸をえぐられた気分だ。
自分でも分かってる。
昨日の今日で新しい彼氏を作るなんて最低だ
直樹に失礼だ。
それは分かっているのに、
先輩と付き合いたいと思っている自分も否定できない
私ってタラシだっけ?
「待ってよ、切らないで」
「ほかに話すことありますか」
先輩がため息を吐いたのが分かる。
「今すぐ答えなきゃダメかな?
俺だって分かんないんだよ。
船越が好きとか、彼女にしたいのかとか、マジで分かんないの。ただ一つ言えるのは、俺は船越以外と寝てない。軽い男じゃねーよ」
なにそれ、私を期待させてどうするの
そう思う反面、少しでも先輩に私に気があるのならって思ってる自分もいて、イライラする。
「そもそもさ、船越こそどうなんだよ」
「何がですか」
「昨日そいつと別れたんだろ?
俺に今ここで告白されたら付き合うわけ?
お前にとって元カレってそんな軽い存在なの?」
ナイフで胸をえぐられた気分だ。
自分でも分かってる。
昨日の今日で新しい彼氏を作るなんて最低だ
直樹に失礼だ。
それは分かっているのに、
先輩と付き合いたいと思っている自分も否定できない
私ってタラシだっけ?