この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
わざとじゃないの
第13章 現実逃避
日曜日の晩にもう一度かかってきて、
そして月曜日の夜にももう一度。
全て無視してしまった。
自分は何を恐れて電話に出れないのか。
セフレになろうって言われるのが怖いんじゃない
終わりにしようって言われるのが怖いのでもない
きっと、
きっと私が恐れているのは、
会えば先輩と付き合いたいと思ってしまう貪欲な自分だ
汚い心を持った自分を認めたくないのだ。
だから直樹にも会えない、責められなくても自分を責めてしまうから。
自己嫌悪に浸ってしまい、
私は食欲もロクになくしてしまった。
この数日間家からも出ていない。
親には部活をサボっていることはバレていない。
でもこれも時間の問題だろうな。
そして月曜日の夜にももう一度。
全て無視してしまった。
自分は何を恐れて電話に出れないのか。
セフレになろうって言われるのが怖いんじゃない
終わりにしようって言われるのが怖いのでもない
きっと、
きっと私が恐れているのは、
会えば先輩と付き合いたいと思ってしまう貪欲な自分だ
汚い心を持った自分を認めたくないのだ。
だから直樹にも会えない、責められなくても自分を責めてしまうから。
自己嫌悪に浸ってしまい、
私は食欲もロクになくしてしまった。
この数日間家からも出ていない。
親には部活をサボっていることはバレていない。
でもこれも時間の問題だろうな。