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第13章 現実逃避

私は時計をチェックした

今頃みんなは走っている。

中距離のリーダー失格だな。


数日でも走らなければタイムは落ちる

落ちれば今季はもう期待できないだろう


今なら間に合うかな


部活には行く気になれないけど、

自己練習くらいはしなくてはなるまい。


さすがにヤバい



私はベッドから這い出て服を着替えた。

もう時間も時間だから外は暑い。


これも自業自得だ。



私はバナナを一本食べると、

鍵を持って家を出た。



案の定外は燃えるように熱く、

ドアを開けた瞬間熱気が顔にかかる。


でもまぁ昼過ぎから走るよりはマシだ。


時刻は午前10:30。


今から1時間軽いランニングをしよう


早希からも心配のメールが来ていた。

部活に戻った時に体力が落ちていてますます心配をかけないようにしなくては