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わざとじゃないの
第13章 現実逃避
正直キツかった。


私はクーラーの効いた地元の公民館に入り、

トイレで汗を簡単に拭き、

水休憩をとっていた。



なんとか1時間は走れたが、

距離的には微妙だ。


一人で走るのはなかなかつまらないし、モチベーションも上がらないものだ。



ふう。

それでも頭はスッキリした。

走るのは本当にいいストレス発散法だ。



いい汗かいたし、

ここから温泉も近いし、

私はくせで温泉に向かった。



ポケットにはつねに500円は入れている。

このお金で温泉に入って、

身も心も癒そう。



あそこは長瀬先輩と出会った場所だ。

でもそんなの気にしなくていいやっと思えるほど、

今の私は清々しい気分だった
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