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わざとじゃないの
第6章 温泉
「そーれーに!
私があの子に対してコンプレックス抱いてるのも知ってるでしょ?
それなのに好きになるかー?
そりゃあ好きなものは好き。
それは仕方がないことだけど・・・
それでもなんかムカつく!
あの子の方が背が高いし、
胸もお尻も大きいし、
顔も可愛い。
だからって・・・なんであの子なわけ」
本当は自分が一番早希の良さはわかってる。
好きになってしまう気持ちも分からないこともない。
だからこそこんなにムカつくのだろうか
私は時計をチラリと見た。
よく考えれば私と直樹は昨日風呂場でやった
私がいるのも風呂場
温泉だけど、風呂場に変わりはない
「ちくしょー。
昨日はシャワー浴びながらあんなにやったのによー
せめて私も気持ちよくさせてから別れろよな」
髪を乾かして整える時間も必要だし、
私は最後にそれだけ呟いて
風呂から上がることにした