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大蛇
第17章 性の称揚 
その翌日、ルロイはオルガを伴って件のタイムの遺跡へやって来た。

「オルガ、ずっと君をここに連れていきたいと思っていたんだ」

オルガははっとした。

前に一度、ここに来たことがあるような気がしたのだ。

しかしその記憶は、もしかしたら夢だったのかもしれないと思えるほど、

遠く曖昧なものだった。

オルガは頭を抱えた。

「どうした、気分が悪いのか、オルガ」

ルロイはオルガの肩をそっと抱いた。

オルガは指の隙間から、遺跡の主の禍々しい女神を見た。

その姿は、彼女に好意を抱いているようにも、

あるいは脅しているようにも見えた。

オルガは嫌悪感を抱きながらも、不思議な欲望を子宮に感じた。

彼女は唇を噛みしめ、体の内奥から湧いてくる激しい欲望を堪えていた。

「オルガ…?」

ルロイはオルガの顔を覗き込んだ。

オルガの目はカッと見開かれ、

まるであの女神のような毒気があった。

彼女はルロイの顎をつかみ、彼の唇を乱暴に貪った。

ルロイの胸は早鐘を鳴らし、彼のペニスも一気に充血した。

オルガは夢中でルロイをその場に押し倒し、

ルロイの服を破らんばかりに脱がせた。

オルガの力はまるで女性とは思えない程強く、

ルロイもなすがままになっていた。
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