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大蛇
第12章 凍える大地
ルロイは誰に暇を告げるでもなく、一人列車に乗ってワーズの町を離れた。
アンヌは留守だったので、テーブルの上に書置きを残しておいた。
遠ざかっていく町を見ながら、ルロイはオルガと引き離されてしまったことを実感した。
もう彼女に会うことはできないのだろう・・・。
それなのに、俺は何のために生きているのだろうか。
ルロイは絶望していたが、その絶望は闇ではなく光であることに気がついた。
いや、何としてでもオルガにまた会おう。
そのために、しばらくイオリで考えるんだ。
ルロイはそう決意し、ぎゅっと拳を握った。
アンヌは留守だったので、テーブルの上に書置きを残しておいた。
遠ざかっていく町を見ながら、ルロイはオルガと引き離されてしまったことを実感した。
もう彼女に会うことはできないのだろう・・・。
それなのに、俺は何のために生きているのだろうか。
ルロイは絶望していたが、その絶望は闇ではなく光であることに気がついた。
いや、何としてでもオルガにまた会おう。
そのために、しばらくイオリで考えるんだ。
ルロイはそう決意し、ぎゅっと拳を握った。