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甘く、深く、繋がって
第15章 守りたい
「迎えに来るのは今の男だろ?断ってよ。オレが送ってあげる」
「……え、遠慮します」
一見笑顔な黒田さんの右の眉が少し上がる。
「真純ちゃんってさ、ちっちゃくてふわふわしてて守ってあげたくなる感じだけど」
言葉を切って、スッと目を細めた。
「見掛けによらず根性あるよね」
「……」
「噛み付いてくるし、脅しに怯まないし」
クスッと人懐こい笑顔を見せて、その実笑っていない眼差し。
「そういう子、屈伏させたくなるんだよね。オレ」
こ、怖い
身体が固まった。頭から血の気が引いていく。
「という訳で、抵抗しても無駄だから」
スッと伸びてきた右手に頬を包まれた。肩が大きく震える。
やっ!
ヤダ、ヤダ、ヤダヤダヤダ!
逃げたいのに身体が竦んで言う事を利かない。グイッと右手を引き上げられ、意志に反して黒田さんを迎えるように唇が重なった。
イヤッ!
ヌルリと滑り込んできた舌に歯の表をなぞられて、気持ち悪い。グッと奥歯を噛み締めてやっと頭を左右に振る事が出来た。
「んん!」
でも離れたのは一瞬で、頬から後ろ頭に回された右手に頭をがっしりと固定されてしまう。また、噛み付くように唇を奪われた。
「……え、遠慮します」
一見笑顔な黒田さんの右の眉が少し上がる。
「真純ちゃんってさ、ちっちゃくてふわふわしてて守ってあげたくなる感じだけど」
言葉を切って、スッと目を細めた。
「見掛けによらず根性あるよね」
「……」
「噛み付いてくるし、脅しに怯まないし」
クスッと人懐こい笑顔を見せて、その実笑っていない眼差し。
「そういう子、屈伏させたくなるんだよね。オレ」
こ、怖い
身体が固まった。頭から血の気が引いていく。
「という訳で、抵抗しても無駄だから」
スッと伸びてきた右手に頬を包まれた。肩が大きく震える。
やっ!
ヤダ、ヤダ、ヤダヤダヤダ!
逃げたいのに身体が竦んで言う事を利かない。グイッと右手を引き上げられ、意志に反して黒田さんを迎えるように唇が重なった。
イヤッ!
ヌルリと滑り込んできた舌に歯の表をなぞられて、気持ち悪い。グッと奥歯を噛み締めてやっと頭を左右に振る事が出来た。
「んん!」
でも離れたのは一瞬で、頬から後ろ頭に回された右手に頭をがっしりと固定されてしまう。また、噛み付くように唇を奪われた。