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五十嵐さくらの憂鬱。
第15章 …15
「よくできました」

玄関でご褒美の唾液を飲まされたときには
すでに立っているのがやっとの状態だった。

そのままベッドに連れ込まれ
手を縛られてベッドにくくりつけられる。
バイブの固定を解くと
樹が蕾に押し当ててスイッチを入れる。

「ぁぁあっ……っ、や、ぁ…!」

さくらの腰が艶かしく動いた。
気持ちよさに頭がおかしくなる。
すぐにイきそうになって息を荒げると
スイッチは突如切られる。

そのまま樹は何も言わず
ただたださくらを見つめて
バイブを抜き差しした。

「そうだ、これも一緒に使おっか」

そう言って今度は電マを取り出す。
それだけでいやな予感がした。

「俺以外に見せるとどうなるか
きちんと教えてあげないとだよな」

電マのスイッチが入る。
淫らな振動音がする。

「や、せんぱ…いや、だめ…っ」

服の上から絶妙な強さで
乳首を電マが行き来する。
その間も下のバイブはゆっくり抜き差しされていた。

「あっ……っ、ああっ…」

電マが移動してきて
さくらの蕾に当てられた。
電撃が走るような感覚。

「いやぁっ…あぁあっ、ああっ…ん、んぁ…!」
「鳴け、さくら」

バイブのスイッチが入れられる。
その同時の刺激に耐えられず
さくらの腰はビクビク動いて
絶頂を迎えようとする。

途端、電源を切られた。
煮え切らず、さくらの蜜がさらにシーツに染みをつくる。

バイブをゆっくり抜き差しされ
落ち着いて来るとまたもや刺激が襲ってくる。

さくらの反応をたっぷり楽しみ
イくことを許されないまま
存分にいたぶられた。

トロトロの蜜はお尻まで広がり
乳首をつねられただけで
きゅ、と中が締まるのが分かる。

イかせて欲しくて
身体がいちいち反応した。

「さて、夕飯にするか」

樹は意地悪に微笑むと
さくらの呪縛を解いた。

「せんぱ…意地悪…」
「しつけの一環だからな」

焦れて身体は熱いまま。
樹に許されず、さくらは裸にエプロンをつけさせられて
夕飯を作る羽目になった。

その姿を、楽しそうに樹が写真を撮る。
シャッター音が鳴るたびに
さくらは恥ずかしさのあまり
穴に入りたい気分だった。

「すごいな、さくら。
こんな恥ずかしい格好させられてるのに
こっちはびちょびちょだ」

出来上がる寸前で、
キッチンに手をついてヒップを突き出させられた。
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