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五十嵐さくらの憂鬱。
第7章 …7
「光輝、ひどい…」

下腹部に鈍い痛みが走る。
そのままヘナヘナと座り込むさくらの顔を向かせると
そこにさくらの体液と、光輝の体液まみれのそれをかざす。

「なに…」
「お掃除」

やだ、と言う暇もなくそれを口の中に挿れられる。
もがこうが嫌がろうが
光輝は離してくれない。

「お前ので汚れたんだから綺麗にしないと」

そう言いながらゆっくりと腰を振った。
さんざん舐めさせられてから解放される。
さくらは泣きたい気持ちでいっぱいだった。

「シャワー浴びてこいよ。後から行くから」

さくらはおずおずとバスルームに向かい
熱いシャワーをかけた。

「いっ…た…」

光輝にかじられた乳首は赤く敏感になり
シャワーの熱が痛く感じた。
後ろ向きにシャワーを浴びると
今度は肩に痛みが走る。
みればくっきり、歯型がついていた。

「洗ってやるよ」

そう言って入ってきた光輝は
さくらを抱き寄せるとキスをした。

「さくら、肌弱いのな」

自分がつけた痕を指でなぞりながら
光輝は手を下半身へとすべらせた。

「なにこれ、まだ濡れてる…。そんなに気持ちよかった?」

さくらの秘部を洗い流しながら
光輝は面白そうにした。

「最近、濡れやすいけどどうしたの?
欲求不満なの?」

そう言いながら、指を中に挿れた。

「あ、やだ…!」
「濡れてるよ」

その指をがむしゃらにかき回す。

「あっ…ぁあっ…や、ぁ…」

さんざんかき回して
期待したものが出ないことに不満を覚えたのか
光輝はさっさと指を抜いた。

「バスタオル、そっちにあるから」

さくらは先に出て、バスタオルで身体を拭く。
所々が布が触れるたびに痛く
切ない気持ちでいっぱいになった。

ーーー結局イけなかったーーー

期待していた光輝とのえっち。
結果は、光輝ばかりが満たされるもので
さくらは気持ちよさよりも痛みが残った。

服をきて、座布団に腰を下ろすと
樹の事が思い出される。
樹は優しい。
痛いことはしない。
痛みと快楽の狭間、その加減を知っている。

「どうしよう、このまま光輝がずっと痛くしてきたら…」

さくらは痛む箇所をさすり、
ため息をついた。
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