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第4章 決別

レンタカーを近くの系列のお店に返し
直ぐに住めるレンタルルームを探した。

シーズンオフのこの地には
空いている部屋はすぐに見つかった。

とりあえず、1ヶ月契約で借りた。

簡単な日用品を買い部屋に置き
ユウイチに言われた喫茶店でユウイチを待った。



ユウイチの姿を見たりえは、ホッとした気持ちと
懐かしい気持ちで涙ぐんでしまった。

「3日前に別れたばかりじゃん」

優しくりえを見つめ頭を撫でた。

「あのね、お義父さん、近くに部屋を借りたの」

ユウイチは驚いたが、一途なりえの気持ちだと思い
嬉しかった。

「じゃ、部屋を見よう！」

ユウイチは伝票を持って立ち上がり
りえにウィンクした。