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Moon road〜月への道
第4章 決別
とりあえず、隣の駅までタクシーで行き
電車に乗った。

もしかして、タクヤはあの駅で待ち伏せしているかも…

ホテルに電話をし、
ユウイチに再び連絡が欲しいと伝えて貰った。

りえは、途中の駅で降りて
古着屋に行き少しでも変装しようと
大きなメガネにニット帽を被り
ヨレヨレのTシャツを着て破れたGパンに履き換えた。

そして
レンタカーを借りた。

ユウイチのいる場所に向かっていた。

タクヤの父親のユウイチには、
今のこの大きな仕事が終わるまで
タクヤの事は話さずにいようと思った。


ユウイチから電話が入り
仕事が終わってから会う約束をした。

「お義父さんに会いたくて堪らなくて来てしまったの」
と、言うとユウイチは嬉しそうに
「急いで行くから、待ってて」
と、電話を切った。









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