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Moon road〜月への道
第4章 決別
新井が明け方近くに来てくれた。

ユウイチはりえを新井に託し
警察署に向かった。


事情を話す為とタクヤに会って
話しを聞かなくてはならないと思っていた。

まだタクヤは釈放出来ないと言われ
ユウイチは1度ホテルに戻り
朝一番にら、仕事の連絡事項を現場の監督に伝え
りえのところに向かった、


りえはユウイチに謝った。

タクヤがりえにしていた事を言わずに
逃げていた事を。

りえが詫びる必要は無く
タクヤの親として自分がずっと逃げてきたせいでもあり
りえが他の男を愛し、それを感じ取ったタクヤが
りえを責め、
それは自分のせいであり、
どんどんタクヤの暴力をエスカレートさせてしまったと
心の中では思っていた。



タクヤは翌日の夕方に釈放された。

ユウイチが迎えに行きタクヤと
夕暮れの海岸を歩いた。


タクヤは心の闇をしっかりと治すことと
りえと離婚する事をユウイチに伝えた。

タクヤはりえが好きだ。

でもりえを見ると
何故か暴力を振ってしまう自分がいて
抑えられない自分が怖かったと…


以前ホテルの女将に紹介して貰った
女将の中高時代の友達で
評判のいい心療内科医がいた。

女将に頼み診察をお願いして貰った。


翌日、ユウイチとタクヤは
「内藤クリニック」を受診した。







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