この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
Moon road〜月への道
第5章 月への道を
「午後10時28分…ご臨終です。」
医者はライトでユウイチの目を照らした後、死を知らせた。

りえは首を振りながら倒れこんでしまった。

「まだ、暖かいのに…ほら、笑いかけてるじゃない?死んでなんていないわ。ただ眠ってるだけなのに。いやよ。いや。。」

りえは取り乱していた。
タクヤはりえを抱き抱え、落ち着かせていた。

看護師が死出の旅立ちの支度を淡々としだした。

タクヤはその様子をりえと新井と三人で見守っていた。
りえは目に涙をいっぱい溜めて、まばたきもせずにユウイチを見つめていた。



タクヤは葬儀屋を呼んだ。

内内で静かに葬儀を済ませた後、お別れ会をと…

憔悴したりえはユウイチの傍から離れずにいた。
なにかをずっとユウイチに話し掛けていた。

夜中遅くまで人の出入りがあった。

新井は時折子供達の様子を見に行ってくれていたようだった。
子供達は何も知らずにグッスリと眠っていた。

ユウイチに花びらをお見舞いで持って行くんだと
寝る前にユウヤとユウナは相談していた。
朝早く起きて花びらを集めるからと、張り切っていたのだった。





/367ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ