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NEXT 【完結】
第74章 出発前
体を上下させながら、そのスマホに手を伸ばして遮ろうとする。

「...やだ、撮らない...でぇ」

遮る動きと言葉ではそう主張しているが、声とその上気した顔は、反対に撮ってといっているようにみえる。

「ほら、こっから、ちょーエロいから」

また耳元で羚汰の嬉しそうな声がする。

こんな細かな記憶までもはない稜は、恥ずかしさでもういっぱいいっぱいだ。
しかしどこか気になって、顔を少し背けながらも、目を離すことが出来ずにいる。

画面が揺れて、どこか稜の手の届かないところに、スマホを置いたらしい。

さっきの羚汰の腰の動きを見ていたので、画面の中の自分の動きがまだまだなのを思い知る。
案の定、スマホを置いて自由になった羚汰の両手が腰をつかんで前後にゆすり始めた。

「んあっ、ああっ、...くるうっ」

稜の体が軽く震えて、力が抜けている。
画面の中で2人は抱き合い、キスを交わして。
それから手をつないで、稜の体がまた上下に動き出す。

画角的に繋がった部分は見えないが、先程立って行っていた時より2人に近づいていて、臨場感が増している。

カウンターの中の狭い空間だからか、声や音もより響いていやらしさが増している。

羚汰の手がまたスマホに伸びたと思ったら、画面が揺れて、稜の開いた足の中に近づいて映している。

近づき映し出されたその場所は、大きく脈を打つほど筋張った羚汰が、ぬめぬめと繰り返し稜のナカに飲み込まれてゆく。

こんな間近で、交わる箇所を見たことなどない。

しかも、エロさ満載の洋画ですらモザイクがかかるその場所。

その上、一ヶ月ほど前とはいえ、自分と羚汰のー。


「ほら、めちゃエロ...」

太ももの内側をなでていた羚汰の指が、そのままショートパンツの上から中心を這う。
画面の中のふたりに引き込まれていて、現実世界の刺激に過敏になった稜は、体をビクつかせる。

「...っ!」

「すごっ。これ、画面の中以上に濡れてない?」

薄い生地のショートパンツは、そこの場所の色が変わるほどすっかり濡れ広がっている。

羚汰の手が、そこを大きく掴んで揺する。
指が布越しにくい込んで体に思っていた以上の快感が走る。

「っはぁっ、やっんっ」

「こっちの稜もエロ過ぎ...」

稜の腰が動き回って、固くなった羚汰のそことお尻が何度も当たる。
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