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NEXT 【完結】
第74章 出発前
舌と入れ替わるようにして入ってきた指が、稜のポイントを叩く。

次々と押し寄せる波になんとか耐えていた稜も、体と声を大きく震わせる。

「んはぁ、ああぁっ、...はぁうっ!!」

腰が大きく持ち上がって、羚汰の指を締め付ける。

ソファの上で何度かバウンドして果てると、羚汰の舌が唇に触れる。
互いの上がった呼吸を感じながら、舌を交わす。

「ん...んっ...」

「...気持ちい?」

激しい勢いとは真逆に、頭を優しく撫でながら、羚汰が聞いてくる。

稜は必死に頷いて、触れる羚汰の体を引き寄せる。

触れ合う肌が熱くて恋しくて、体が続きを欲している。

「ね...早く、...きて」

そう言い終わる前に羚汰の舌がさっきより深く入ってきてかき回される。

抱きしめようとした手が払われて驚いていると、羚汰が体を翻して、ソファから離れた。

いつもの音がして、羚汰が装着をしているのがわかる。

稜は弾む息をなんとか整えながら、マウスに手を伸ばしてなんとか映像を止める。

「あっ、こら、止めちゃ...」

羚汰が手を伸ばそうとするのを、稜が体で遮るようにして、羚汰に近づく。

「ホンモノの羚汰が欲しい...」

自分でも大胆かなと思える動作がこういう時は出来てしまう。

ソファに腰掛けた羚汰の肩に手を置いて、その体を跨ぐようにソファに膝をつく。
そのまま羚汰の顔を見ながら、装着がほぼ完成したと思われる場所にゆっくり体を下ろしてゆく。

大きく固くなったその場所が、稜の体の中に音を立ててゆっくり入ってくる。

パソコンから発していた音が無くなり、静まり返っていて、その音がやけに部屋に広がっているように感じる。

「んぁっ...」

「はぁっ...」

その先をなんとか咥えてから、輪をかけてゆっくり稜の体が沈む。

そのまま、ソファにもたれた羚汰に体を寄せて、その体を抱きしめる。

天を仰ぐようにして耐えていた羚汰も、そんな稜の体に腕を回してより抱き寄せる。

「はぁっ...やべえ。すげー気持ちいー」

「...うん」

羚汰にしがみつくようにしてなんとか頷く。

何度羚汰を受け入れても、この交わった瞬間のこの圧迫感は慣れるのに時間がかかる。

頭が撫でられ、促されるようにしてまた唇が重なる。

体に手を這わせながら、互いに少しずつ動き出してゆく。
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