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第76章 いざ、イタリアへ
朝!

と思って目覚めて、時計を見るとまだ4時前だった。

まだこの時間では羚汰が到着しているワケがない。

布団の中で何度か寝返りを打ってみるものの、ぐっすりねむったからかあまり眠くない。

さっき慌ててスーツケースを広げたままで、脱いだ服も散乱している。

そろそろと起き上がってそれらを畳む。

喉が渇いたので、飛行機の中でもらった水を飲む。

ついでにトイレも行っておこう。

またこっそり廊下に出るが、さっきと同じように静まり返っている。

さすがに2人も眠っているだろう。

トイレを済ませてまた布団に入る。


スマホで時計を確認する。

さっきから30分は経っている。

寝なきゃいけないのに、目が冴えてきた。

LINEを覗いてみるも、当然ながら何も変わっていない。

クラウディアが住んでいるこの田舎の家に、Wi-Fiが飛んでいる筈もないのだから当然だ。


普段からゲームをしないので、スマホをいじっても何も暇つぶしになるものはない。

カイの写真と、姪っこの水花ちゃんの写真を見る。

最近声を出して笑うようになってきた水花ちゃんは、産まれた時以上に弟の空人に似てきていて。
ぷくぷく成長して、頬っぺたのお肉がスゴイことになっている。

お盆に帰って来たときには、カイと仲良く遊んで。
といっても寝ころんでいるだけだが。
その時の動画がすごくかわいい。

一通り写真や動画も見たが、もう見るものもなくなった。


そっと、あの『R』のフォルダを開ける。

あれからずっと見ずに居たのだが、ついブリがついたというか、魔が差した。


『ビキニ』の画像をタップする。

この水着は、今回のイタリア旅行の為に買ったやつだ。

水着が必要だと言われて、どうせだからと新しく買うことにした。

羚汰が一緒に行くと言って、買い物に付いてきて。

体型の隠れるキャミっぽい上着とショートッパンツのセットを買おうとしていたのに、ことごとく羚汰に却下される。

かなり長い時間売り場で、あーだーこうだと言い合って。
店員さんにくすくす笑われるハメになった。

なんとかお互いに折り合いを付けて買うことが出来たが。
一応、カバーアップという上着が付いたものだったが、その下は生地の少ないビキニ。


マンションに帰ってから、もう一度着てみてと頼まれ。

案の定、そういう流れになったのだ。
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