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第10章 変化
紙に書き出したら、一気に解決に向かった気がする。

明日、会社の子たちに、習い事のことと、出会いの事についてきいてみよう。

こうなったら、みんなのコンパにも混ぜてもらおう。


稜は、色んなことをワクワクしながら眠りについた。




翌日、会社で皆に習い事について、仕事のスキマにこっそり聞いて回る。

一番若い麻衣は、ネイル教室と、里奈と一緒にパン教室。

里奈は、そのパン教室と、週末地元の近所のおばちゃんに茶道を習っているらしい。


ネイルはちょっと趣味ではないし、お茶は夜はやってないだろう。

この中では、パンかな...。

「パンいいですよぉ。結構力使うしぃ、毎週違うおいしいパン持って帰れるしぃ」

毎週違う美味しいパン、というところに大いに魅かれる。
今度体験教室があるらしく、それに行ってみることにした。


ダンス経験者の瞳は、バレエとベリーダンス。

バレエは、いきなり始めるのは厳しい気がする。
まだベリーのほうがいいかも。

「ウエストが超クビレますよ」

相当ハードらしい。ハードなだけあるのだろう。クビレが手に入るのというのなら...。

いつでも見学可能とのことなので、都合の良い日に見に行こう。


桃香に聞くと、意外な事が判明する。
稜と同じジムに通っているというのだ。
桃香も勿論知らなかったらしい。

「一度も高崎さんを見たことありませんけど~」

「今日から頑張っていくから」

「私も今日行きますよ」

ジム仲間が出来た。少し張り合いが出るかもしれない。


「あと、ウクレレ習ってます」


意外な告白に、手が空いていたスタッフが桃香を見る。

「月に2回ですけど。ハワイアンレストランのオーナーが教えてくれるんです」

去年、ハワイに旅行に行ってから、ハワイ好きになったようだ。
グッズを集めたり、レストランに通ったりは聞いていたが、ウクレレは初耳だ。

「私もそんなつもりはなかったんですけど、そこのオーナーに勧められてはじめたんです」


皆、結構色々な習い語をしているものだ。

稜は、ほとんどしたことがない。

...今まで、私は何して過ごしてたんだろう。


冗談でなく本気でわからなかった。

よし、ポジティブに捉えよう。これから、変わるのだから。


稜は、俯きそうになる姿勢を正した。
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